私、思うんや。 こんな幸せすぎてええんかなあって。 中学でこんな幸せで、じゃあ高校ではどんな幸せがあるん? 大人になったら?おばあちゃんになったら? 私にはこの先どんな幸せが待ってるん? けど、謙也が居ればそれだけで私は幸せ。 どんな幸せも謙也といる幸せには勝てへんのや。 せやから、これからの先もずっと謙也と一緒に居らんとあかんなって思った。 私の今の幸せは謙也のおかげやから。 謙也が居らんと何も始まらん。 右手の薬指には綺麗に光る指輪。 小さな謙也の独占欲らしい。 これを貰ったとき思わず私は泣いてしまった。 そりゃもちろん嬉し泣き。謙也がこの先の未来に私の居場所を作ってくれたから。 もう幸せすぎてうまく喋れへんかった。 せっかく頑張ってお化粧とかお洒落しとったんだけど、全部涙でぐしゃぐしゃになって台無しに。 けど、謙也はそんな私に呆れることはなくすごく嬉しそうな顔で「よかった」と一言呟いた。 そんな私の謙也へのプレゼントは手作りのミサンガ。 謙也のに比べたらしょうもないものなんやけど謙也はものすごく喜んでくれて即つけてくれた。 ミサンガを作る段階でミサンガをつけた謙也を想像しとったんやけど、やっぱ本物は違うな。 想像してたのより遙かにかっこよくて思わず顔を赤くしてもうた。 いつの間にか涙は止まっていて顔を赤くしてる私に謙也は小さく笑って「おおきに」と一言。 あーもうあかん。この瞬間に私はまた涙をひとつこぼした。 嬉しすぎて幸せすぎて、私は本間にどうしたらええんやろ? こんなにも幸せをくれる謙也に私も幸せをたくさんあげたい。 だから私は、一生懸命背伸びして謙也に小さく口付けをした。 その時の驚いた謙也の表情、それから赤く染まる顔、唇の熱。 今思い出して、また愛しくなった。 本当に謙也はかっこいいくせに可愛くてやるときはやるのにどこか抜けてて面白くていじられキャラでみんなに好かれる、 私の自慢の彼氏だ。きっと、謙也は色んな人にとってかけがえない人なんやろな。 そう思ったら、やっぱり謙也は私の自慢の彼氏やと改めて思い知った。






























世界の中心は
あなたでうまる。
そんなことさえ思ってしまう。 きっとうまくいかなくて手放さなければならないことが山ほどあるだろうけど、私はあなたの手だけは離したくないよ。 単純な思考回路で愛を語るにはまだ早い子供な私だけど、
『バカになるほど、あなたを愛してる。』