「ねぇディオさん」

「・・・・・・(カチカチ)」

「ちょっとディオさん」

「・・・・・・(カチカチ)」

「そんな暗いとこでゲームやってたら目悪くなりますよ?」

「・・・・・・この、俺の、目が、こんなので、悪くなるわけ、ないだろ、アホが」

「・・・・・・(カチッ)」

「っぎゃああ!?目が!!!やめっ、それはやめろと言っただろう!殺されたいのか?!ちょっ、明るいやめろ!!」

「(カチリ)いやだってそんな暗いとこでゲームやったら目悪くなると思うし」

「それはさっき聞いた!そして俺はこんなので目は悪くなるわけないと答えたはずだ!貴様の耳は飾り物か?!ええ?!」

「なんかここ暗いなぁ・・・もう一回LEDライトつけようかな・・・・・・」

「わかった、この話はこれで終いだ。そしてお前はもう寝ろ」

「さっき寝ようとしたら叩き起こしたくせに!」

「貴様がこのでぃーえすとやらを隠すからだろう?!」

「だって隠さなきゃディオさん一日中DSやってるじゃないですか!」

「当たり前だ。まだクリアしてないのだから・・・ああ!!ゲームオーバーになってるだと?!」

「あら、そりゃ残念でしたね・・・まぁちょうどいい区切りなんじゃないですか?ディオさんも寝ましょうよ!」

「ふざけるなアホが。夜からが活動時間だ」

「えーえー・・・じゃあいいや。私寝ますねもう半分目開かないし眠いし」

「は?」

「は??」

「このゲームはまだクリアしてないぞ」

「はあ・・・そうですか。頑張ってください。それじゃ」

「待て。クリアしてないんだぞ?」

「いやだから頑張ってくださいね?」

「これはお前のものだろう?最後まで責任をもって、このゲームに付き合うべきだ」

「何言ってんの?よくわかんない言い分しないでくださいよ・・・私真っ当な人間なんで昼夜逆転とかしたくないんですよね。だから寝ないと」

「じゃあ人間をやめればいい」

「今から公園行くかみたいな軽いノリで言うのやめてくださいよ。絶対嫌ですからね?」

「しょうがない・・・そこまで言うならなるべく痛くならないように気を付けてやる」

「ねぇ話聞いてた?私嫌だって言ってるんですけど?ていうかもし私を吸血鬼みたいなのにしようとしたら、本気でディオさんのこと嫌いになりますからね」

「おやすみ」

「はーい、おやすみなさい。ゲームもほどほどにしてくださいね」

「いいから寝ろ」

「はいはーい」