「ディオさん、外に出てもいいですか?」

「死ぬぞ」

「えっ出るだけで死ぬの?!怖いご時世すぎやしません?!」

「貴様は貧弱だからなぁ」

「え、えー・・・じゃあディオさん、一緒に出ましょう」

「嫌だ」

「こんの引きこもりさんが!!」

「大人しく部屋にいろ」

「えー・・・えーえーえーえーえー・・・」

「四六時中、俺の側にいれるのだから光栄だろう?」

「えーえーえーえー」

「何が不満なのだ!!このアホが!!」

「不満だらけですよ!!」

「えっ」

「私は外に出たいです!!」

「だっ、だから外に出たら死ぬぞ?!」

「わけわからないですから!!私は出ます!!」

「だっ、こ、んの、いいから俺の側にいろと言ってるんだッ!!」

「えっだから嫌だって言ってるじゃないですか」

「えっ」

「うん」

「そうか・・・・・・そうか・・・」

「・・・・・・ディオさん、この前テレビ見てたときめちゃくちゃケーキ見てたじゃないですか」

「は?」

「だから外出てそれ買ってきてディオさんと一緒に食べられたらいいなって思って」

「・・・・・・本当に貴様はアホだな・・・」

「は?」

「何も言っていない」

「じゃあ行ってきます」

「気を付けて行ってこい」

「はーい」