「もう無理ィィィ!!ヤダァァァ!!!」
「お、落ち着いて!さん落ち着いて!!」
「無理!!ホント無理!!」
「もう諦めろって〜!」
「やだー!やだやだ無理!!正臣しね!」
「なんでだよ!」
「あの、ちゃん・・・もう一度アドレスを変えたらどうですか?」
「・・・うん、うん、ちょっと、今からやるわ。んと、138DEAHにしよう」
「それあからさますぎない・・・?いくらなんでも怒るんじゃ・・・」
「えー別にいんじゃね?というか、ナイスだぜ!!」
「ですよね!じゃ、今からみんなに送りまーす!」
「はーい」
「うん」
「は、はい」
「・・・うわ、本当に138DEAHにしたんだね・・・」
「俺もいつかこんな感じのメアドにすっかな・・・」
「だ、大丈夫でしょうか?これ見て怒ったりとか・・・」
「怒ってきても知らん。私が怒ってるんだから。つかアイツには送ってないからアイツが知ることはな、
『ヴヴヴヴ』
ん?メールだ・・・」
「なんだよぉ俺というものがいながら浮気か〜?」
「正臣なにそれギャグ?帝人、今のに採点しといて」
「√3」
「ちょ、お前またそれか!?お前は俺に対してその採点しかする気ないのか!?」
「杏里も採点していいよ」
「え、私ですか・・・えっと・・・、あの、紀田くんは頑張ったと思います・・・」
「・・・俺泣きそうだわ」
「ええっ!」
「園原さんナイス」
「杏里グッジョブ。っと、あーと・・・このメールはー誰か、ら・・・・・・・・・・・・・・ねぇねぇ、この携帯逆パカしてもいいかな?」
「えっどうしたの?」
「まさかとは思うけど・・・もしかして、」
「ちゃん、あの携帯見せてもらってもいいですか?」
「・・・ん」
『登録完了☆またメアド変えたんだね!ていうか俺の名前!俺の名前いれてくれたんだ!本当にもうっは可愛いんだから! ラブ!それじゃまた今度愛に行くからね!あっ変換間違えた!ある意味間違えてはいないけど改めて、会いに行くからね!それじゃ☆ の彼氏の折原臨也☆ミ』
「☆をつけるとこがまたウザさ倍増だな」
「さん・・・本気で同情してきちゃったよ・・・」
「ちゃん頑張ってください・・・!」
「はあ・・・もうやだよー」
「つか、この人にはメアド変更のメールは送ってないんだろ?」
「送るわけないじゃん」
「だよなー・・・よくやるよなこの人・・・マジに本気だよな!」
「うわーマジ嬉しくねー正臣しねよ」
「いやだからなんでだよ!」
「多分これから先も、さんがいくらメアド変更しても調べてメールしてくるだろうね・・・」
「いっそのこと携帯解約しようかな・・・」
「あ、諦めないでください!まだ何か解決法があるかもしれませんし・・・」
「そうそう!がもし携帯解約なんてしちまったら気軽にイタ電もできねぇだろ!」
「正臣ってさホントになんなんだろうね」
「真面目な顔で言わないで。今のは俺が悪かったから」
「まあ・・・みんなと連絡つかないのも不便だし、メールできないのもつまんないから諦めないでなんとかしてみるわ! うん、私負けない!!」
「うん、僕もさんに協力するからね!」
「私も、できることなら協力します・・・!」
「俺も!特にあの人への嫌がらせとかだったらバックアップはまかせろ!」
エンドレスリピート
「あー、可愛いなぁ・・・俺の名前をメアドにするとか、俺って本当にに愛されてるよね。今度のは『138kill』だよ!愛を感じるね!」
「貴方がそう思いたいならそう思えばいいけど、今度ちゃんとメアドの意味を考えた方がいいと私は思うわよ」