「キンちゃーん暇で暇でカエルになっちゃいそーだよー」

「ならんから安心して暇しとき」

「えーやだからなんか面白いことしてよ」

「ちゅうか、お前さっき俺の瞬きの回数が何回か計る言うとらんかったか？」

「は？馬鹿じゃんキンちゃん。今のキンちゃんに目なんて存在してないじゃん。瞬きなんて数えられるわけないじゃん」

「・・・」

「あーあ、なんか楽しいことないかなぁー」

「もう寝とればええやん」

「やぁだよ。どうせならなんかしたい」

「なんかしたいって何がしたいんや」

「うーんとね、ちょうどキンちゃんがいるからキンちゃんで遊びたーい」

「ぐごー」

「寝るなー！寝たらウラちゃんと浮気すっぞ！いいの！？」

「それはあかんな」

「でしょ？だったら構って！」

「まったくしゃあない姫さんやな・・・」

構ってちゃんのわがまま
お姫様と

（あ、キンちゃん良いこと思いついた！）

（ん？なんや？）

（一緒に買い物に行こう！）

（お前それ俺を荷物持ちにするつもりやろ）

（てへっ）

（てへっやあらへん）

（・・・ダメ？）

（ダメやあらへんな。ちょお待っとき。良太郎に体借りてくる）

（っうん！やったー久しぶりにキンちゃんとデートだー！）

白馬はないし金もない
王子様