隊長はかっこいい!! もうどこもかしこもかっこいい! 笑ったとき見える白い歯とかに噛まれたいもん! たまに声を低くして相手脅すときとかホントたまんない!マジで腰にくるし! おっきな手で頭わしゃわしゃされるとどうしようもなく胸がときめく! いつかときめきしすぎで心臓止まるかも!










「ね、隊長!」

「あ?」










私が同意を求めるように首を傾げながら隊長に言うと、 半眼の隊長がめんどくさそうな表情で答えてくれた。でもそんな隊長も好きだよ!










「なに隊長眠いの?」

「あー・・・ねみぃな」

「じゃ一緒に寝ましょうよ!」

「無理」










無理・・・!!私が結構勇気出した言葉を一言で隊長が切り捨てた。 軽くショックだ。隊長は本当に心底嫌そうな顔してるけど、めげないよ私!










「隊長!私寒いです!」

「俺は熱い」

「あっほら私の手冷たいから調度いいんじゃね!?」

「うわ、お前の手なんか湿ってんじゃねぇか!触んな!」










触んな・・・!!なんという言葉だ・・・!! ちょっと隊長にくっつけるかもで興奮しちまったが故に手が汗かいてたみたいだ。いっけね。 ごしごしと自分の洋服で手を拭いてから隊長にまた手を差し出してみるけど、叩き落とされちゃった。 いったいけどこれも愛だよね。










「隊長はドSすぎるよ・・・」

「はぁ?意味わかんねえよ。とりあえず俺は眠い。寝る」

「うん私も眠い。寝る寝る。おやすみ」

「そこは俺のベットだ。お前のベットは隣の部屋だ」

「・・・ぐー」

「ふざけんな」










隊長が使うだろう枕を抱き締めながら寝ようとしたらそれはもう私の頭が半分こされそうな勢いで殴られた。 いったい、マジいったい。おそるおそる自分の頭撫でてみたら、ぽっこりはれていた。 おいおい、たんこぶになってんじゃないか。ちょっと、これはないだろ。










「隊長、私隊長のせいで傷物になった」

「嫌な言い方すんな」

「だから隊長が責任持って私をお嫁さんにもらってね」

「もう一発食らいたいか?」

「私自分の部屋戻るね!」

「じゃあな」










バッタン。目の前で扉が大きな音を立てて閉まる。隊長の部屋の前で立ち尽くす私はなんて滑稽なんだろう。 まぁいつものことか。 とぼとぼと隣の部屋に移動する・・・・・・と、思ったかぁ!










「隊長っ!さぁ一緒寝ましぅぎゃっ!!」

「・・・ハウス。」

「は、はひっ!」










閉められた扉をそれはもう壊す勢いで開けて隊長が寝っころがるベットに飛ぶようにダイブしたらこのザマだ。 頭をそれはもう変形される勢いではたかれた。めっちゃくちゃ痛い。 さらに据わった目で見られ低い声で言われちゃあ大人しく自分の部屋に戻るしかないよね。 とぼとぼと今度こそ自分の部屋に入っていく。 ちっくしょう、次の町で入る宿は絶対1つの部屋にしてもらおう。 そして明日もめげずに隊長にアタックするぞーおー!


























変態?
いいえ、私は愛の狩人なのです。