「あかーんッ!!死んだ!これ死んだ!」

「おーそうか、ここでとはお別れかー悲しいなぁめっさ悲しすぎて涙やのう て笑いが溢れ出そうやわ」

「謙也くん?しばき回したろか?」

「すんません」

「今のどやったー?」

「あ、白石やギャー今の禁句やで!?わわわわわー!」

「・・・どないしたんこいつ」

「あぁ英語赤点らしいんやってー」

「はぁ?昨日は世界史死んだ赤点やー言うてたやん」

「・・・むしろ全教科赤点言うたらどないします?」

「んー口に出せんようなあんなことやこんなことしてまうかもなぁ」

「謙也どないしよう!今すぐ時をテスト一週間前に戻しかたって下さい!」

「お前は俺がそないなことやれる思うとんのか」

「いやお前みたいなヘタレにそないな期待はしとらんわ」

「本気で凹む」

「しゃあないで。やって謙也やし」

「白石くんそれはフォローのつもりですか」

「ちゃうわ。暴言

「尚、悪いわ!!」

「あっはっはっ!」

「笑っとんやないで赤点!」

「おーし、謙也歯ァ食いしばれ!」

「ええええ」

「お、やるんかやるんか?」

「なして嬉しそうな顔して携帯構えとんねん白石ィィィ」

「えっあかんの?」

「あっ謙也が白石いじめた」

「意味がわかりません。君らもう本間喋らんといて下さい」

「いやや!ウチは喋るために生まれてきてん!」

「嘘やろ!」

「俺は謙也をいびるために生まれてきたんや!」

「嘘やァァァ!」

「え、それちょい引くわ白石」

「あ、せやな。むしろ俺が生まれてきた理由が謙也いびるためとかしょぼすぎて 逆に恥ずかしいっちゅうねん」

「なら最初っから言わんといて下さいそしていい加減俺を暇つぶしにいじるのや めてもらえたら嬉しいなぁみたいな」

「調子乗んな謙也」

「ええええ今のどこが俺調子乗ってたん!?今の俺の切実な願いやんけ!」

「ええか謙也。世の中な、全部が理不尽なんやで」

「そうそう」

「今まさに理不尽に合うてるね俺」

「何か言いましたかー?」

「言うてません言うてません」

「あっそや、白石って数学もできとったよな?」

「ん?まぁできるけど、数学やったら謙也のが得意やで」

「嘘だァァァ!」

「ええええ全否定!?」

「嘘や!!絶対何が何でも嘘ですぅ!!白石ィ嘘はあかんで嘘はァァァ!

「そないに俺が数学得意なんが嫌か!?」

「嫌や!!ウ、ウチができんとなして謙也ができるん許せん!!」

「なんて理不尽!」

「あ、確か英語も得意やったよな?」

「ん、あぁそ「嘘やァァァ!」っせやからやかましいっちゅうねん!」

「信じへんよ!!」

「じゃ謙也に教えてもらうん諦めるん?あ、もしかして俺に教えてほいんか?」

「謙也くん、わたしに数学を教えて下さい」

「ちっ」

「・・・知らん!」

「えぇ!?謙也はウチを死なす気か!?」

「散々人のこと馬鹿にしといて・・・もう知らんッ!!」

「えー!」

「ははっ謙也に振られたんやから、俺に教えてもらうーしかあらへんなぁ」

「ううう白石厳しいから嫌やー!謙也ーすまんてッ!!頼むから謙也がウチに教 えてぇな!!ウチ、謙也がええねん!」

「っ、お、俺がええの?」

「おん!謙也がええ!」

「おーなんや謙也そないなこと言われんなんて羨ましい通り越してジェラシーや わ」

「う、や・・・そ、そこまで言うなら頼まれたってもええぞ」

「本間!?」

「俺も教えたってもええよ」

「・・・いや、白石くんは、ちょっと」

「わぁ俺むっちゃ拒否られとるー」

「いでででっ!!ちょっ俺の足!」

「臭いんか?」

「ちゃうわボケェててててッ!痛い痛い踏まんといて下さい白石さん!?」

「よっもっとやったれ白石!」

「おいいい!お前教えたらんぞ!」

「白石くん早急に止めたって下さい!」

「よぉしチューしてくれるんやったらええよ」

「むり」

「っぎゃー俺の足ぃぃぃ!」











イパーテンション
アテンションプリーズ?












「ちょっ、あんさんら何してはりますの?」

「もうみんな部室に集まっとるで。何遊んどんねん」

「仲良かね」

「ちーくんんんん!!」

「ん?どげんしたと?」

「ああああああ!千歳おまっから離れろ!」

「いったたたたた!!白石おまっ怒りとともに俺の足さらに踏むんはやめえ!!」





「・・・・・本間に何しとるのこの子ら」

「・・・知らん。もうええやん。俺ら二人だけで早よ勉強しに部室行こか」





オチはない。