いつからか。
私の幼馴染は、
「こっはるー!」
「ユウくーん!」
ホモになっていた・・・。
そんなん『いつから』なんてわからん。
むしろウチが知りたいくらいやわ。
気づいたら、
「小春は今日も最高やわ!」
「あぁん!そんなんユウくんかて、今日はさ・い・こ・う!」
「小春ほどではないでぇ!」
こんなんになっとった。
ウチとしては、ちっちゃい頃からユウジと一緒に居って、
まぁ恋なんてものをずぅっとちっちゃい頃からしとるんやけど・・・なんやねん、この展開。
おかしいやろ。なして、ホモ?ホモの道行ってしもたん?
ええやん、ここにあんたを好きな貴重な女子がいまっせ。
ウチにしとき!・・・なぁんて口が裂けても言えません。
こないなこと言うた日にゃ、ウチ血祭りですわ。
なんたって、ユウジは小春ちゃんLOVE!やからね。
『お前バカか!女子とかそんなん、小春以外どうでもええわクソったれ!』
これ、リアルに言われたんやで。
前ちょちょいとユウジに『あんた何気に女子にモテモテやで』と言うたらあの返答です。
なんやのあいつ。本間やばいやろ。
・・・・・・・いや、そんなあいつ好きなウチはもっとやばいな。
あーあ・・・なんかやってられんわ・・・。とか言いつつ諦めきれないでいるウチなのです。
昔は良かったなぁ・・・。今みたく小春テニス小春小春小春やなかったから、ウチといっぱい遊んでくれてた。
だけど、今や・・・話すらあんませえへん。もー最悪!
なんで、こんなにも変わってしまったんかな。
昔は、もっといっぱい遊んでて、もといっぱい喋ってて、
今みたく距離なんて感じなかった。
こんな、寂しいなんて思いもしなかった、んやけどなぁ・・・。
『なー、!』
『なんやユウジー』
『いつか、俺が大きくなったら、』
ほとんどがうろ覚えな記憶、これまたちっちゃな頃『約束!』そう言うてユウジと指きりをした。
その内容を覚えてへんのやけど、なんや、重要だった気がしたんは気のせいかな
幼き過去の夢集め
『絶対、結婚しよな!俺がのこと幸せにしたる!』
『っうん!絶対ね!約束!』
『指きり!』