バリバリの運動部に所属する彼がなんとお弁当を忘れて学校へ行ってしまった!
きっとお昼ご飯を食べないと放課後の部活で倒れてしまうわ!
そう思ったあなたは悩みます。
ここで
選択肢です
1、アポなしで弁当を届ける。
2、とりあえず携帯電話をかけみる。
3、もうなんか考えるのもたるいし、まず届けんのだるいので放置してみる。
さて、あなたはどの選択をしますか?
ナイン!
バッキャロォォォォォ!!!
ばっか、おまっばっか!なに3番!ないだろ!これないだろ!
明らか3番ルートはBADエンドしかないでしょ!
アポなしで弁当を届けるのは魅力的だが如何せん、私は四天宝寺の場所を知らない!
ということは・・・残るは2の携帯電話にかけるしか・・・
って、あ・・・やっべ、私・・・
白石の携帯番号知んないだけど・・・。
ということは、やっぱり1しか選択肢残されてない系?
不安や。
はちゃんと留守番できとるやろか?知らない人間とかを招き入れてへんやろか?
家に残してきたが心配で心配でさっきから授業もまともに聞けへん。
そわそわしながら時計を何度も見る。あぁっまだ一時間目始まったばっかかいな!
携帯は学校で禁止やから、持ってはおるけどあんま安易に出すわけにはあかんよな・・・。
先生に取り上げられたらもう本間に終わりやし・・・。
に連絡取りたくても連絡が取れなくて、もどかしい。
・・・って、あ。せや、トイレ行けばええやん。
一時間目終わったら即トイレ行ってに電話すればええ。
おおっこれええやん!さすが俺やわー。
不安要素が少し減ったことによりちゃんと授業に集中できる。
そして気分が上がりついでに前の席の謙也のイスを蹴っといた。
「な、なんで出ぇへんのや・・・!?」
一時間目終了後、すぐさま携帯をポケットに入れトイレ駆け込んだ俺は自分の家に電話をかけたのだが・・・出ない。
何回もコールしとるっちゅうのに・・・出ない。
ちょ、これはどういうことなん?
まさか家にいない・・・出かけた・・・いやいやいやそれはありえへん!
そんな勝手に出歩くとかないやろ!
それにちゃんと留守番しといてなって言うたし・・・じゃ誘拐!?それとも強盗か!?
が電話に出ないことにより、先ほど軽くなった俺の不安は一気に膨れ上がった。
いや、待て。よう考えるんや。
あのが誘拐されると思うか?
・・・ありえへん。あんな奇怪な女誰も攫わんな。
ふむ、そう思ったら不安と心配が少しだけマシになった。
きっとあれや、トイレ入っとんねん。だから出れへんだけや。
一息ついて、個室のドアに寄りかかった。
ちゅうか、俺、なしてこないにのこと気になるんやろ・・・。
たった数日しか過ごしていないのに、すでにの存在は俺の中で大きくなってた。
変な女、気持ち悪いこと考えてる、けどお笑いに対しての評価は中々や。
それでは・・・普通の女とはちゃう。
何が違うって・・・まずこの世界の人間やないし、俺に媚びない。
なんちゅうかなぁ・・・は本間に不思議なやっちゃな。
「って、そろそろ教室戻らな・・・」
携帯をポケットにしまって、俺は個室から出た。
あー・・・また次の時間かけてみよか。そしたら次は出るかもしれへん。
次の時間の教科は何やろなーなんて思いながら俺は教室に戻っていった。
電話は、次の時間も繋がることは無いけれど
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