「!!!」
「あ、しら「歯ァ食いしばれェェ!!」
え、ええええ!?」
トゥエルブ!
「何しとんの?」
「・・・はい」
「俺、言うたやん。大人しく留守番しといてな、て」
「・・・はい」
「で?なんでさんはここに居るんかな?」
「いや、そのですね、おべ「言い訳はええわ!お前はそこで正座三時間や!」
ええええ!聞いてきたそっちなのに言い訳っておまっ・・・いや言い訳っつうかなんていうか私が家出てきたのは君のためでしてね!
言い訳じゃない本当のことっていうかさぁ!私は白石が困るだろうからという善意でやったっていうかさぁ!
だから私が怒られる理由なんて何一つないんだよね本当は!
と、言いたくても言えない私が憎い・・・!
目の前には初登場したときよりもだいぶ顔が険しい白石さん。ねぇ、そんな人に逆らえると思う?後ろブリザードだよブリザード。
怖すぎてトイレ行きたくなるくらいだよ。
もしかしてここはまたメシア光が来てくれて弁解してくれないかな、とか思ったけどその気配は全く無い。
なんかあったら連絡しろ、今なんかあってるから助けてほしいけど私は携帯ないので助けてもらえない。なにこれ私死ぬの?
嫌な汗すぎるものを色んなとこから噴出しながら私は白石の暴言を織り交ぜた説教を聞く。
「今回は遅刻した財前とたまたま会ったからええとして・・・もし会わんかったらどないしてたんや?
は携帯も持っとらんから誰とも連絡つかんと道に迷いに迷って寂しく死ぬとこやったんやで?」
「死ぬの!?いやいやいや携帯なくて連絡つかなくて迷っても道行く人に聞くから大丈夫だよ!」
「お前はそれやからクズなんや!」
「ええ!?どこがクズな回答だったの!?」
「ええか?今の世の中はめっちゃ危険なんやで?お前そんなん聞いた日はぶっすり刺されてお陀仏や」
「めっちゃ危険すぎる世の中なんですけど!道聞いただけで刺してくるとかその人に何があったのか逆に聞きたくなるよ!」
っていうかそんなこと言う白石が心配なんですけど!なんでそんなに人が信じられないみたいなこと言ってんのさ!
白石ってば軽い人間不信なんじゃないかと不安になってきた。
いや、そしたら私今頃ブタ箱行きだったか・・・。
「とにかく、は無防備すぎんねん。もうちょいそこんとこ気つけた方がええ」
「・・・はい」
白石が急に真面目モードな顔で真面目なこと言うから私もあえての反論はせず小さく頷いた。
なんでも白石からさっき聞いた話じゃ何度も家に電話して出ないから心配したって言うし・・・まぁ暴言を織り交ぜながら言ってきたけどね。
それについてはきちんと謝らなくちゃいけない。
だから私は本当に申し訳ない、という雰囲気を全面的にかもし出しながら白石に目線を合わせる。
めっちゃ怖い!・・・けど頑張るぞ!
「あのね、白石」
「なんや」
「あのーちょっと私の話を聞いてもらいたいんですけど・・・」
「・・・せやからなんや」
「そ、そのね、じつバァン!「あージャージ部室に忘れるとか何しとんねん俺ーアホっ子すぎるやろ!まぁそんなとこも俺も魅力やな!おん!可愛えで俺!
・・・・・・あ?しら、いし・・・に誰やその女・・・って今の聞かれてたんか!?うっわ!めっちゃ恥ずかし!!ちょ、今の俺見んといて!!」
・・・鼻血盛大に噴出していいですか?」
「あ?」
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