「あー笹島くんだ!おはよー!あ!その隣にいるのは沢吉くんと後藤くんでしょ!おはよー!」
「はぁ!?」
「え、」
「おお、朝から極限元気だな!おはよう!しかし、俺の名前は笹川だといつも言っているだろう!」
「ご、ごめん!また間違えちゃった・・・!ご、ごめんね笹川くん!」
「えと、あのぉ、」
「あ、沢吉くん!君のことは笹川くんからよく聞くよ!ボクシング強いんだってね!」
「はぁ!?い、いやボクシングとか全然強くないですよのその前に!!」
「へ?」
「あの、俺、沢田なんですけど・・・」
「えぇ!?そのなの!?わ、ご、ごめん!!あ、ま、まさか・・・後藤くんも名前違かったりする・・・?」
「・・・獄寺」
「・・・あ、あはっ!えぇっと、じゃあ、君が沢田くんで・・・・、ご、ごく、ごくてらくん?」
「ご く で ら だ!つか、誰だてめぇ!」
「わわっ、またしてもごめん!ごくでら、くんね!あははは!じ、自己紹介とかまだだったね!私はって言って、笹川くんのクラスメイトなの!」
「は、はぁ・・・」
「フンッ!」
「あー・・・どうしよう笹川くん。怒らせちゃった!」
「ささがわだ。ささかわではないぞ」
「あ、ごめん!沢西くんもごめんね!」
「いや俺は別に怒ってないですよ・・・って俺は沢田です!」
「ええ!?ごめん!またやっちゃった!」
「い、いえ・・・」
「すまんな、沢田。は人の名前を覚えるのがとことん苦手でな!ちなみに俺は三年間一緒のクラスだというのに未だに名前を間違えられるぞ!」
「あははっ、なんかもうごめんね!」
「いえ・・・(病気じゃないのそれ!?)」
「ハッ!病気じゃねぇのか、それ」
「ええ!?俺も思ったけどそれ本人にむかって言っちゃダメでしょ獄寺くん!」
「違うよー!ただ単に私が覚える気がないだけなの!あはは!」
「あ、あはは・・・そうなんですか(えー!?それはそれでヤバイっていうかひどすぎる!!)」
「それただの馬鹿だろ」
「うわー獄寺くんはっきり言うなぁ・・・」
「俺はごくでらだ!ごくじって誰だよ!」
「あー・・・またやっちゃったねぇ!」
「ってめぇ・・・!」
「まぁまぁ、落ち着けタコヘッド!に悪気はないのだ!!恨むならの覚えが悪い頭を恨め!」
「それはそれでダメですよ!!」
「そ、そっか・・・!すべては私の覚えが悪い頭が悪かったのね!このぉ!(ガンッ!)いたい!!」
「ちょっ先輩は先輩で何してんのー!?」
「だって、私の頭が悪いんでしょ!だからだよ!えい!(ガツ!)っいったー!!」
「(アホだー!!自分の頭ものすごい力で殴りやがったよこの人!!)や、やめた方がいいですって!」
「で、でも・・・」
「あれー?ツナと獄寺と笹川の兄ちゃんと・・・誰だ?」
「あ、や、やま「山本くん!!」・・・へ?」
「え、あ、そっすけど・・・誰?」
「はわっ!そうだよね山本くんはじめましてだよね!え、えと、私、笹宮くんのクラスメイトのっていいます!」
「笹宮・・・?」
「笹川だぞ!」
「!そ、そうだった・・・!」
「ははっ、そうだったんすか。笹川の兄ちゃんとクラスメイトってことは・・・先輩っすよね?」
「あ、うん!そうなります!」
「・・・あの十代目、今、野球馬鹿なんて呼ばれてました?」
「山本って呼ばれてたね・・・・」
「・・・」
「・・・・・・・・」
ん?
(い、ま・・・先輩普通に山本の名前間違えなかった・・・)(そうですよね・・・)(あ、あんなにいくら言っても間違えてたのに?)(そ、っすね)
(む。そういえば、最近は妙に山本のこと気にしてたな・・・・)(・・・いや、まさか、先輩って・・・)(・・・)(?なんだ?)