「無理です」

「そう言わないでさ、頼むよ」

「いやです」

「あー・・・じゃ、ほら!今度一週間の有休あげるから!」

「あのお方のお相手をするのに、一週間の有休ですむと思ってるんですか・・・?」

「あー・・・・・」

「では、そういうことなので失礼します」

「あっ、ちょっ待って!!」

「・・・入江様、本気で勘弁してくださいよ。私、いくらあのお方が上司であろうと関わりたくないんですって」

「まぁ、それは僕もだけど・・・」

「入江様もそう思うんですか・・・終わってるよなここ・・・」

「いやそこまでいわなくても・・・」

「あぁですよね。入江様も上司に当たる方でした。大変失礼なことを申し上げてしまい誠に申し訳ございませんでした」

「あ、や、うん、気にしてないから大丈夫だよ」

「死んでしまえ白蘭様」

「それはさすがにまずいかな!」

「すみません。入江様の優しさについ本音が出てしまいました」

「あはは・・・えーと・・・」

「・・・・では」

「だ、だから待ってって!」

「まだなにか?」

「あ・・・そのさ、なんではそんなに白蘭さんのこと嫌いなの?」

「・・・・・・・存在が腹立つ?」

「あー・・・」

「私が任務中にこっそり買って食べるのを楽しみにしていた限定プリンや限定ケーキ、数々のお菓子たちを白蘭様は 何故か勝手に食べるんですよ。」

「え」

「それが一番腹が立ちます」

「え、あ、そうなの?」

「あとなんか意味もないのに呼び出したりしますし」

「へ、ぇー・・・」

「無駄に絡んでくる行為も非常にうざいです」

「(すごい言われようだな白蘭さん・・・)」

「あ、この前は『チャンのほっぺってマシマロみたいだねー』とかほざいてきやがりました。 悪かったなぶくぶくとしたほっぺたで」

「いやそういう意味じゃないと思うんだけど・・・」

「しかも『肌も白いから余計マシマロみたいだ』って言われました。そんなに私は食い物に見えるのかそんなに ぷっくぷくか」

「いやだからそういう意味で言ったんじゃないと思うんだけど・・・」

「ですから、私はあの人の元へ行くのは嫌なんです」

「なるほど・・・」

「・・・入江様。私決めました。」

「え、なにを?」

「いつかここを出てファミリー作ってやりますよ」

「え、ええええ!?(なんでそんな話になるんだ!?)」









僕は精一杯やりました!!









『あ、正チャン?チャンいつになったらこっちにくるの?』

「あ、いや、もう少ししたら・・・」

『ホント?それ三ヶ月前にも聞いたんだけど』

「・・・いや、その、」

『正チャン・・・?』

「っ、もう一度説得してきます・・・!」

『ん!頑張ってね〜』









どうせからぶる三分後