「あ、そうだ」
「あぁ?」
「今日あたしがほしいCDが出るんだった。てことで、帰るね」
「はぁ!?」
表情が変わったと思ったらこれかよ!!驚きで予想以上に大きな声が出た。
するとは「まだなんかあるの?」だなんて言ってくる。
俺が告白したって言うのに、なんでこいつはこんなにも平然としてんだよ!
そう思うと思いっきり眉間にしわが寄っていくのを感じた。
それを見たは呆れ気味にもう一度、「なに?」と言う。
「・・・」
「黙ってちゃわかんないんだけど。」
「・・・どうすりゃ、その、」
「その?」
「お前は俺の女になってくれんだよ。どうしたら、付き合えんだ?」
「・・・さぁ?」
のフッと笑うと「これでもう用事は全部すんだよね?じゃ、帰るわ」て言って
、俺に背を向けて歩き出した。
その行動に俺は慌ててを呼び止める。
「あ、おい!!?」
「なにー?」
「帰る前にさっきの質問にちゃんと答えろよ!」
「はぁ・・・あんたってホントばーか。あたしと付き合いたいんだったら、もっと男を磨いてからにしてよね」
やっと振り向いたと思ったら、ニッと笑って俺にそう言うと、はまた前を向いて歩きだした。
俺はその後ろ姿を呆然と見ながら、立ち尽くす。
が見えなくなったところで、はぁ、と大きなため息が漏れてきた。
「ったく・・・これ以上どう磨けっていうんだよ。」
誰に言うわけでもなく呟いた言葉に返してくれる奴はいるわけもなく風に流されていく。
気持ちい風が俺の横を通り過ぎて行って、
次に俺の口から漏れたのは、諦めなんかじゃなく、
「けど、ま、
お前がそう望むのなら、
俺はどんなことでも叶えてみせるぜ」
への宣戦布告。
(次また告白するときは・・・一年後の夏、だな)